くらし情報『トランスジェンダーモデルの矢神サラ、性別適合手術の苦しみ語る「2度の手術でも、終わりはない」』

トランスジェンダーモデルの矢神サラ、性別適合手術の苦しみ語る「2度の手術でも、終わりはない」

確かに心の揺らぎがある思春期に、性別に悩む子どもが自分で決めるのは難しい。

一方、体は成長していくので、若いうちに始めることは後々のプラスになります。諸説ありますが、10代までに一次成長、二次成長があり、その後、20歳を超えてからも成長し、どんどん体が男性化していくと聞きます。30代になってから治療を始めても、成長しきったそれまでの体系があるので、やっぱり見た目は男性らしさが残ります。

――心と体の性別を一致させ、女性として生きていくために「性別適合手術を受けよう」と決意したのは何歳頃ですか?

【矢神サラ】20歳前後です。自分の性別と向き合った時に、男性の体で生き続けるのが、私にとっては理解しがたいことだったので。いろいろ調べて、痛そうだし、怖いし、海外での手術なのでお金もかかる…考えることはたくさんあるけれど、「絶対に手術を受ける」と心は決まっていました。ホルモン治療は、体を女性化することはできるのですが、私は“女性の体”で男性に愛されたいという気持ちが強くありました。
妥協して愛されたくないとうか、女性と同じ土俵に立って戦いたいというのもありました。だから、一刻も早く性転換手術をしたいと思って、23歳の時にタイで手術を受けました。

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