くらし情報『トランスジェンダーモデルの矢神サラ、性別適合手術の苦しみ語る「2度の手術でも、終わりはない」』

トランスジェンダーモデルの矢神サラ、性別適合手術の苦しみ語る「2度の手術でも、終わりはない」

当時の職業柄、そこがすべてのスタートでしたから。私としては十分回収した気持ちです(笑)。

――2023年には「私みたいに膣の深さ掘り直しで7年越しにまたタイまで来て手術する人少ないと思う」と再手術の様子を投稿されていました。

【矢神サラ】ピアスの穴と同じで、穴をこじ開けているので、自然に閉じてしまう。私の恋愛観としては、「性行為が普通にあった方が良い」と思っています。それが上手くいかないことに負い目を感じていたので、じゃあ作り直そうって。解決策をすぐ求めるタイプなんです(笑)。

――壮絶な痛みを乗り越えられているように見えました。


【矢神サラ】再手術を受ける人は少ないです。手術後の痛みも辛いのですが、尿カテーテルをつけている1週間くらいは、まったく身動きが取れない寝たきりになり、床ずれしてしまいます。それが辛い上に、固形物は食べられないし、ベッドでそのまま排泄しないといけない。トランスジェンダーの知り合いには、「こんな痛いことをもう1回やるなんて信じられない」と言われました(笑)。痛いし苦しくて、入院中大変でしたが、私はやって良かったと思っています。

――2回目の手術の後もまた塞がっていくのでしょうか。

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