田中圭、『わたしの宝物』“托卵される”夫の結末知らず…「しんどそう」な作品にこそやりがい【インタビュー】
ときっぱり。「北村(一輝)さんに(第一話のように)『圭、普段からああいう感じなんでしょ?』とイジられたりもします。でも、1番うれしかったのがすごく仲良しのプロデューサーから『普段と真逆!しかも1番嫌いなタイプの人だね!さすがでした』と連絡が来て…でしょう!?って(笑)」と得意げに笑った。憎たらしいほどのモラハラ夫から、可哀想だと思えるくらいの悲劇の夫を見事に熱演している。
■演じる側も展開にヤキモキ「もう冬月!お前、もう出てくるなよ!」
オファーを受けた際にも「しんどそうと思った」という田中。「ただ、なにか考えさせ、ハッとさせ、心が揺らぐことも実は大事。今はなんの気なしに見ていて“何も残らないけど楽しかった!”という作品もいっぱいある。でも僕はどちらかというと、チクッと心に刺さったり、フックがかかるような、難しかったと感じる作品の方が好きなんです。
この作品は何を伝えているのだろう、この作品を見て何を感じ取ればいいんだろう。そういう感想を持つことが僕自身は好きなんですよね。だから自分もそういう作品に関わりたいと思っています。お芝居としても、すごくやりがいのあるお仕事だなと思っています」