くらし情報『名セリフと味わう、大人女子的ジブリ映画案内 Vol.3『風立ちぬ』』

2018年4月23日 23:00

名セリフと味わう、大人女子的ジブリ映画案内 Vol.3『風立ちぬ』

最後にご紹介する作品は、2013年7月に公開の宮崎駿監督作『風立ちぬ』です。宮崎駿監督は本作公開後の2013年9月に引退を発表。その後、2017年5月に引退発言を撤回しましたが、本作が宮崎駿監督の集大成的な作品であるのは間違いないでしょう。

『風立ちぬ』(宮崎駿監督/2013年公開)

名セリフと味わう、大人女子的ジブリ映画案内 Vol.3『風立ちぬ』


© 2013 Studio Ghibli・NDHDMTK

“美しい飛行機を作ること”を夢見て、設計士になった主人公
本作は、1920~30年代を舞台に、飛行機の設計家として活躍した主人公・二郎の半生を描いています。主人公のモデルは、零式艦上戦闘機を作った実在の人物・堀越二郎。宮崎駿監督は、そこに同時代の文学者・堀辰雄の小説「風立ちぬ」のエッセンスを交えて、大胆に脚色。幼い頃から、“美しい飛行機を作ること”を夢見て、飛行機の設計家となった二郎。しかし、彼が飛行機設計にかかわった時代は、日本が戦争へと突入し、破滅へと向かう道のりとともにありました。


劇中、夢を実現しようと邁進する二郎の姿は、現代の私たちの胸にも熱く響きます。小学生の二郎は、辞書を片手に英語の航空雑誌を読み、イタリアの航空技師・カプローニ伯爵に憧れていました。

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