わたしの敬愛する、最高にエキセントリックなお客さまたちのストーリー。【my lovely simple life in London vol.9】
という柄。
ちょっとパールがかっているので、光の加減で優しく光る壁紙だ。とても気に入ってくれて、クッションも欲しい、ランプシェードも欲しいと、どんどんコーディネートしてくれた。
出来上がったからみにきて、といわれ友だちのフォトグラファーのシボーンと見にいったら、大きなベッドや、ソファにパジャマや新聞、マガジンが散乱していた。
その前でニコニコ笑顔で窓を開け外を指差し、「ね、いいでしょ。ぴったりだよね」というジェーン。
なんとかその散らかりを避けながらシボーンが撮った写真にはとても静かな優しいベッドルームが写っていた。
エキセントリックなお客様、さいごはケイト。
ケイトは公務員さん。突然スタジオにきて、『フォレストオブディーン』という大きな角の鹿がお行儀よく並ぶ壁紙をさっと選び、オーダーをしてくれた。
ケイトはとても優しい雰囲気の女性で、庭仕事が大好きだという。
数週間たって、私達のFacebookのページにメッセージが届いた。