#goodevent / tokyo 暮らしの中で使うものを、丁寧に選びたい。-神楽坂の小さな雑貨屋『jokogumo(よこぐも)』【プチDIY女子達のお部屋案内】
布だけでは手に触れることがなかったものも、こうしてバッグとなって形を変えると、手に取りやすい。
中でも漆塗りの器は、プラスチック素材などに比べると熱伝導が圧倒的に少なく、口当たりも良いため、初めて買って使ったみた方は、その使い心地の良さに驚くといいます。手に取ってみると、たしかに丸みがしっかり手になじみ、木のあたたかみが感じられます。
また商品の仕入れは、主に東北方面へ行くことが多いのだそう。
小池さん:「東北は工芸品を使うという文化が、当たり前のように暮らしの中に残っているんですよね。特に冬になると竹細工などを作る方が多いため、あえて冬に仕入れに行くことがあります。
街の中で売られているものを見に行き、そのまま実際に作っている方のところまでお邪魔することもあるんです。」
こちらはモロッコで作られている工芸品。持ち手もしっかりしていて使い心地がよさそう。
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取材のなかで、小池さんが教えてくださった、ある言葉が印象に残りました。
「何を選ぶかは、最後は自分に還ってくる。」
いまはわたしたちの周りには物があふれ、ネットを使えば、どこにいても、安く・簡単に・速く物が手に入れられる時代になりました。