ファッションから本当の幸せを考える。エシカルなレザーブランド【andu amet】の想い
が今後実現したいことについてもうかがいました。
「もののつくり方を含めて、みんなが楽しくて幸せを感じるような商品の選び方・使い方を提案できたらと思っています。
自分の中ではまだデザイナー的な見方・感じ方が強いので、“捨てられてしまう商品をつくる”ということに、どうしても心苦しさを感じます。つくる人側も辛いけれど、使う人側も、結局はものを取っ替え引っ替えするような買い方をしているということは、一つひとつに満たされていないからであって、もし本当に満たされていたら、そんな買い物の仕方はしないと思うんです。」
これまでデザイナーとしてものづくりに携わってきたなかで、鮫島さんは、何か一つでも好きだと言えるものを手にしたときにこそ、その人の本当の幸せがあるのではないかと話します。
「ノーブランドの洋服でも、自分が気に入っていれば捨てずにとっていると思うんです。逆に高かったハイブランドの洋服でも、気に入っていなければあっさり処分してしまったり。みんなそうだと思うんです。特にファストファッションで買ったものは汚れや破れがなくても、来シーズンは着ないと思えば簡単に捨ててしまえる。
キラキラしたりときめきすることもなくて。