ファッションから本当の幸せを考える。エシカルなレザーブランド【andu amet】の想い
そこに “幸せ”は少ないですよ
ね。そうではなく、たった一つ、自分にとってスペシャルなものを持つこと。そこに“幸せ”があると思うのです。」
それは、コンビニのお弁当よりもお母さんがつくるお弁当の方がおいしく感じたり、名前を思い出せないお店で買った指輪よりおばあちゃんの形見の指輪の方が大切なのと同じことだと、鮫島さんはいいます。
たった一つの、自分だけの大切なものを持つこと。
そういうものを選ぶための、買い方・使い方をすることの方が幸せだとうことを伝えたいのだといいます。
何かものを買ったときに、
“これ、エチオピア製なの。エチオピアって人類発祥の地なんだよね。きれいな女の人がいっぱい住んでる国で、それで、コーヒーがおいしいんだよね。
”
“これって、ネパールでつくられたんだよね。ネパールってさ、ずっと王政が続いてて…”
そんな風に、もののストーリーを楽しめること。
その方が、ただ“これってピンク色だね”と言うだけよりも、深いし楽しい。
「私はもともと旅が好きだけれど、その“旅が好き理由”は、たんに山を見るのが好きなんじゃなくて、その山のことを知ったり、山の麓に住んでいる人たちと話したりして、そうして知識に厚みができていくことが楽しいんです。