ファッションから本当の幸せを考える。エシカルなレザーブランド【andu amet】の想い
元より、大量生産や大量消費に嫌気がさして、そうではないことをやろうとしているのに、商品を長く使ってもらえなければ、これまでやってきたことと変わらない。長く愛される“ブランド”をつくりたかったんです。」
これまで意識してこなかった“ブランド”というものの価値や、ビジネスの方法を勉強するために世界的有名ブランド企業を選択。鮫島さんはそこで5年間、貪欲に働いたそうです。
休みなく行動した5年間、流れをつかむ
これまでデザイン一本だった鮫島さん。再就職後は会社で一から勉強したことも多かったといいます。企業勤めの5年間は毎日が激務で、「andu amet」の元になるデザインを考える暇などは皆無だったそう。
とはいえ、土日などの空いている時間には少しずつ準備を進めていったようです。
「資金をどうやって調達しようとか、今まで経験してこなかった分野での準備を進めました。
あとは仲間を少しずつ集めたりですね。平日は夜遅くまで会社で働いて、週末にその仲間たちとミーティングをしたり。
私はいくつかの団体でプロボノ(※)としても活動していたので、その経験も活きました。例えば、エシカルなファッションやジュエリーを扱っている団体で立ち上げのお手伝いをしたり、アフリカのNGOでデザインのアドバイスをさせてもらったり。