2012年9月14日 19:37
リリー・コリンズ、“白雪姫”はオードリー・ヘプバーンをイメージ
その代わりモノクロ時代の映画、とりわけオードリー・ヘプバーンの出演作を参考にしたというコリンズ。そのエレガントなビジュアルは確かにヘプバーンと似ているが、そこにはターセム監督のオーダーがあったという。「実は昨年の1月にイギリスのファッション誌の表紙用に、若い頃のヘプバーンにインスピレーションを受けた写真を撮影したわ。前髪を短くカットして。今回の映画も同じような髪型よね。その表紙をターセム監督が見ていて、すごく気に入っていたの(笑)それで取り入れることになったのよ」。劇中のコリンズは、漆黒の髪と対照的な白い肌にクラシカルな衣装をまとい、息を飲む美貌を放っている。
そしてヘプバーンを意識した理由は、外見的な要素だけではなかった。
王位継承者である白雪姫は、王国を預かる王女の風格がなければいけなかった。成長した後の白雪姫を演じる上で、彼女の存在が助けになったとコリンズは言う。「成長を遂げていく白雪姫はアクションもするけれど、ヘプバーンの気品が漂っているイメージにしたかったから、内面的にも意識していたわ。だから彼女に似ているって言われることは、最高のほめ言葉なの(笑)」。
『白雪姫と鏡の女王』
9月14日(金)より、丸の内ルーブルほか全国ロードショー
取材・文・写真:鴇田 崇
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