また、19歳の時、ウォルト・ディズニーが制作したアニメ『ニューマン劇場のお笑い漫画』やアンディ・ウォーホールが監督した『スクリーンテスト|アンディ・ウォーホールの最も美しい女性たち(4人版)』など、世界のカルチャー史においても貴重なフィルムも登場する。「作品の選定には悩みましたが、最終的には映画草創期の短編から映画史に輝く名作、そこにMoMAということで、例えばマーティン・スコセッシ監督が両親を撮影したドキュメンタリー『イタリアン・アメリカン』のような “ニューヨーク”がキーとなる作品も加わって、今までにない個性的なプログラムが組めたのではと思っています」
なお、10月26日(日)にはニューヨーク近代美術館映画部のケイティ・トレイナー氏の講演会も行われる。これだけのフィルムが集まることはめったにないこと。この機会に貴重な名画の数々をいまや希少となったフィルム上映で味わってほしい。
『MoMAニューヨーク近代美術館映画コレクション』
開催:10月24日(金)~11月9日(日) ※10月27日及び11月3日は休館
開催場所:東京国立近代美術館フィルムセンター
取材・文・写真:水上賢治
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