といい、「そのバリエーションを考えるのが大変だが、手描きアニメでしか表現できないことがあると信じている」。また、前作『おおかみこどもの雨と雪』に続き、動物がモチーフになった点に「2歳児の父親として、家では絵本を読んであげる係。子どもの絵本って、動物がたくさん登場していて、ひょっとして子どもは人間よりも先に、動物と出会うんじゃないかと思うほど」と持論を展開した。
また、舞台が東京の渋谷に選ばれた理由を「前作、前々作と田舎が舞台だったし、意外と渋谷が舞台になったアニメ作品がないので。今回、物語としても渋谷区を一歩も出ません! そこにこだわって、脚本づくりも難しかった」と説明。会見では、完成を前にすでにフランスでの配給が決定していることも明らかになった。
『バケモノの子』
2015年7月11日から全国ロードショー
取材・文・写真:内田 涼
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