西島はその様子について、特にワン監督とたけしのやり取りを指して「偉大な映画作家2人と現場でご一緒できて、2人が話し合ってどんどん膨らんでいくのを見ることができたのは僕にとって財産。さっき(撮影が)終わったばかりで落ち込んでいます(苦笑)」と語る。
ワン監督はたけしについて「この作品にとってのもう一人の監督。こちらから『日本人ならこういう状況に置かれた時、どうする?』などとアイディアを求めたこともありました」と話した。
忽那は、たけしが演じる初老の男・佐原の理想の女性として幼い頃より育てられてきた美樹を演じた。当初、監督は忽那は美樹のイメージと違うと感じていたものの、会ってすぐに起用を決断したという。忽那にとっても挑戦となったが「クランクインまでは時間があり、監督と文通のようにコミュニケーションをとりながら作っていきました」と述懐。撮影に入っても常に変更があり「予測不可能な毎日で、いつも以上にどちらに傾いても役がぶれないようにと考える時間が長かったです」と苦労の日々を明かした。
このほか、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子も出演。現時点で未定ながらも、今後、海外の映画祭への出品などにも注目が集まる。
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