初めての経験でしたが、声優さんって大変だなって」。それでも「姉御キャラなので、身近に感じた」と役柄に親近感を抱いたそうだ。
巨大隕石が地球に衝突せずに恐竜が絶滅しなかった世界を舞台に、臆病な恐竜アーロと人間の少年スポットの友情を描く本作。松重は「観客に“その先”を想像させる結末に、僕みたいなおじさんの涙腺も刺激される。テーマは許しの精神。今、世界中を苦しめている問題を解決するカギが、優しく包み込むようなタッチで描いている」と太鼓判を押す。
8歳の息子をもつ八嶋は「ぜひお父さん、お母さんに見てほしい。僕自身、いつまでも未熟な父親ですが、もし子どもに何か残してあげたいなら、僕が僕としてしっかり生きるしかない…。
映画を通して、そんなことを改めて思いましたね」とアピール。片桐は「見た目が可愛らしいですが、それ以上に深さがある映画。アーロと少年の冒険が、言葉が通じなくても友情は育めると教えてくれる」と魅力を語った。
『アーロと少年』
3月12日(土)全国ロードショー
※取材・文・写真:内田涼
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