は『声優も演じるという点では同じだから、壁を作らなくていいんだよ』って言ってくださったのですが、自分では新しい挑戦だと思ってやらせていただきました。ただ今後も声優に挑戦したいという気持ちは変わらないので、最初のアニメーション映画がポケモンだというのは光栄でした」
本シリーズは、人間とポケモンの関係がしっかりと描かれているが、松岡は“相棒”の存在がシリーズの魅力だと分析する。「痛みや、傷、悲しみがポケモンにも人間にもあって、『ミュウツーの逆襲』だとサトシが身を挺してポケモンを守ったりする。こういうキュートなキャラクターって痛みがないんじゃないかと思いそうですけど、ポケモンたちが傷ついている描写がちゃんとあるからこそ、ポケモンも痛いんだな、本当に一緒に戦う仲間なんだなってわかる。子どもたちは実生活で戦うことはなくても、クラスで起こったことと近い感覚を感じることがあるかもしれません。一緒に戦う相棒がいるっていうのは大きな魅力ですよね。キミア王女には“サーナイト”という相棒がいますし、この映画を観た子どもたちにも、いつか相棒を見つけてほしいですね」
さらに松岡は「自分と同じ世代に、また映画館でポケモンを観てほしい」