鹿賀丈史、俳優生活40周年で再び挑む『シラノ』を大鼻でアピール
僕はこの作品の中で16曲を歌っていますし、シラノは雄弁なのでよくしゃべる。まずは身体を鍛えるところから始めたい」と気合いを入れていた。
鹿賀以外のメインキャストは一新、ロクサーヌには濱田めぐみと彩吹真央、シラノの友人にしてロクサーヌと恋をするクリスチャンは田代万里生と平方元基がそれぞれダブルキャストで扮する。濱田は「(鹿賀との共演が初めてで)ここにいること自体が夢のよう。ロクサーヌは私がいつもやっている強いタイプの女性とは異なり、今回は本当にチャレンジだなと思いますが、自分の中にあればいいなと思う可愛い部分を引き出して、大切に大切に育てていきたい」と意気込み、宝塚男役出身の彩吹も「こういうキレイなドレスを着させていただくのも初めてで、私もチャレンジです。タイプではないふたりがロクサーヌをやるのも、作品の楽しみのひとつになれば」と話した。
演出は初演に続き山田和也が務める。「色んな『シラノ』がありますが、この『シラノ』は人を好きになる、人に好きになられる時に感じる気持ち…不安や恐れ、喜びが等身大に描かれている。
ストーリー自体は波乱万丈でドラマチックですが、登場人物ひとりひとりの心の動きがすごく瑞々しい」