ワハハでしかできないバカバカしくも賑やかな演出で客席を巻き込んでいく姿は必見だ。久本雅美と柴田理恵による恒例の漫才は、「最後になぜこれを……!?」と思わせるシュールなネタ。しかし、それがあまりに独自すぎて笑わずにいられないのである。またこのふたりは、ソロでの爆発力も見逃せない。バラエティー番組でもその面白さはお馴染みではあるが、ワハハでのパフォーマンスはその比ではないことが、舞台を見ればわかるだろう。自虐や下ネタを散りばめながら生み出していく創造的な世界は圧巻だ。久本が宣言していた舞台上での結婚式も、日替わりゲストを迎えながら相手選びが行われるが、そこにも思わぬオチが待っている!
ほかにも、佐藤正宏の女形での日舞、歌合戦、大久保ノブオが自身で作詞して歌い上げる「ラスト・ラン」、カッコいいのに笑えるメンバー全員のコンテンポラリーダンス、そして忘れてはならない裸スーツの登場などなど、ジャンルにかかわらないショーがてんこ盛り。これから全国を回るが、8月24日(木)の東京凱旋公演も決定した。
楽しませたいという思いが過剰なまでにあふれた、本当に“伝説”となるであろうステージ。目撃しておきたい。
東京国際フォーラムでの東京公演は5月28日(日)