鷹のような女性とカッコイイ悪役。河瀬直美の『トスカ』
と抱負を語った。
そんな河瀬を、広上は「監督が非常に新鮮な感覚で僕らに色々なアイデアを提供してくれるのが一番嬉しい。畑の違う才能のある方の手にかかるとこんなに面白いのかと、お客さんと共有できる舞台になりつつあります」、大勝は「僕達は楽譜を読んで歌い手達と作るが、河瀬さんはテキストから誰もが持つ欲望やエゴを読み解き、奇をてらわず、今の世の中もこんなこといっぱいあるよね、というふうに新風を吹き込んでくださる。それがオペラの普遍さになるでしょう」と笑顔で讃えた。
新潟での公演を終え、この後、10月27日(金)より東京公演が開幕。
取材・文:高橋彩子
※河瀬直美の「瀬」は正しくは旧字体