故郷の言葉は感情を表しやすいですし、自分自身も楽しんでいます。コメディほど難しいものはないってよく言われるじゃないですか。でも、お相手が寛太郎さんという百戦錬磨の俳優さんですし、ふたりの掛け合いもありますから、関西弁の舞台でよかったなと思います」。
また、歌舞伎役者の片岡愛之助との結婚を機に、ファンの存在をより強く感じられるようになったと話す。「お客様の存在がいかにありがたいかを、歌舞伎の公演の際にロビーに立って目の当たりにすることで、さらに実感しましたね。多くのスタッフの方に支えられてお芝居が成り立っていることも再認識して、いつも“ありがたいなぁ”と話しています」。
舞台は三幕構成。後半は四姉妹が登場しての約50分というボリュームの歌謡ショーをお届けする。
藤原も選りすぐりの3曲を披露する。「歌謡ショーはキラッキラに輝いて、役とは離れてこれぞザ・藤原紀香をお見せします!」と気合も十分。最後まで見逃せない展開だ。
公演は4月30日(月・休)まで大阪・新歌舞伎座、6月9日(土)から15日(金)まで東京・明治座にて上演。チケットは発売中。
取材・文:岩本和子