川井郁子と名手たちの饗宴!映画の名曲が秋の午後を華麗に彩る!!
『ある~』や『スター~』は、今回初めて人前で弾くので、アレンジも含めてお楽しみに」
今回の公演は、川井を含めたヴァイオリン3、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ、ハープの計8人が出演。ヴァイオリン&ピアノのデュオから全員のアンサンブルまで、演目に応じた多彩な編成でお届けする。「皆さん以前に共演したことがある、柔軟で才能あふれる若手です。ピアノの山中惇史さんは伴奏経験が豊富で、器用で華やかな演奏が魅力。コントラバスの髙杉健人さんは実に積極的で、果敢なリズムで合わせてくれます。他にも、ヴァイオリンのマヤ・フレーザーさんはカナダ国際コンクールで第2位入賞、同じくヴァイオリンの大倉礼加さんは小澤征爾音楽塾でコンサートミストレスを務めた経験の持ち主など、錚々たる名手が集まってくれました」
そしてハープを担当するのが、本場パリで研鑽を積んだ若き才媛・津野田圭。アンサンブルにハープが加わる魅力や聴きどころを尋ねると、次の答えが。「美しい音色で刻んだり、グリッサンドで効果的な場面転換を演出したりと、音色のパレットを何倍にも広げてくれます。
そして何よりも魅力なのが、神秘的な音色。6人の弦に、ピアノ、そしてハープが加わった今回の八重奏で、オーケストラにも負けない深みと広がりのある演奏をご期待ください」
公演のチケットは発売中。
取材・文:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)