くらし情報『国も宗教も超えて。ウィーンに息づく小さな地球』

国も宗教も超えて。ウィーンに息づく小さな地球

国も宗教も超えて。ウィーンに息づく小さな地球

記者会見の様子 撮影:吉田たかゆき


1498年創立。500年以上の歴史を誇るウィーン少年合唱団が今年も、4月から6月の約1か月半にわたって東北から九州まで日本全国をめぐる。ツアー初日を前に、4月26日東京・赤坂のサントリーホールブルーローズにて来日会見が開かれた。

今年は日本オーストリア国交樹立150年の記念年であり、日本をよく知る彼らにとっては元号が令和に変わった節目のタイミングであることも大きな意味を持つ。プログラムには、おなじみのクラシックの名曲やウィーンの歌、ミュージカル・ナンバーなどとともに、合唱団芸術監督のゲラルト・ヴィルト作曲による両国友好150年の記念曲《内なる平和》や、皇室にちなんだ《歌声の響》《ねむの木の子守歌》も含まれている。

会見後、メンバーの3人、ヤコブ君(12歳)、ネイサン君(13歳)、ティモ君(13歳)に、プログラムの中で1番好きな曲を尋ねると、ヤコブ君はバンキエーリの《カプリッチアータ》。ネイサン君は「全部。すべての曲が生き生きしている」と優等生の答え。
ティモ君は、ネタバレになるので控えるがアンコール曲の名を挙げた。逆に難しい曲はあるかと聞いたところ、全員が口を揃えて「日本の曲!」

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