くらし情報『二期会新シーズン、美しい栗山=蝶々夫人で開幕』

2022年9月8日 16:30

二期会新シーズン、美しい栗山=蝶々夫人で開幕

ピンカートン役(テノール)は宮里直樹。深く考えずに現地妻を娶る第1幕の軽薄さと、第3幕で自らの犯した罪に後悔するさまを、こちらも巧みに歌い分けた。山下牧子が演じるスズキ役(メゾ・ソプラノ)の存在感もすごい。
一方、公演2日目&4日目にも、日本を代表する蝶々さん役の一人である木下美穂子が出演。こちらも役と一体化した声の演技を聴かせてくれるはず。ピンカートンは城宏憲。彼も宮里も現在の日本のテノール界を牽引する中堅世代の旗手だが、声のキャラクターや歌のスタイルは異なるので、その違いを聴き比べるのも面白そうだ。
二期会《蝶々夫人》は9月8日(木)9日(金)10日(土)11日(日)の全4公演。
新国立劇場オペラパレスで。上演時間は第1幕後の休憩1回を含めて約2時間50分。
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なお、この日のゲネプロ前に記者会見があり、早くも2023/2024シーズンの公演ラインアップが以下のように発表された(演目名の後の※印は新制作上演)。[2023年10月]ヴェルディ《ドン・カルロ》※(イタリア語・全5幕版)アンドレア・バッティストーニ指揮/ロッテ・デ・ベア演出
[2023年11月]ヘンツェ《午後の曳航》※アレホ・ペレス指揮/宮本亜門演出
[2024年2月]ワーグナー《タンホイザー》アクセル・コーバー指揮/キース・ウォーナー演出
[2024年5月]ヘンデル《デイダミア》※(二期会ニューウェーブ・オペラ劇場)

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