くらし情報『若者文化と共に新しい価値観の台頭 - 自由の次に力を手に入れた20世紀後半のファッション《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(4)》』

2017年5月23日 03:11

若者文化と共に新しい価値観の台頭 - 自由の次に力を手に入れた20世紀後半のファッション《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(4)》

(リヴ・ゴーシュはフランス語で左岸という意味)また、イヴ・サンローランは男性の正装とされていたタキシードを女性の服として発表し、パンツルックの先駆けとなりました。
若者文化と共に新しい価値観の台頭 - 自由の次に力を手に入れた20世紀後半のファッション《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(4)》
女性がパンツをはくことについて女性がオフィスシーンを含め公の場所にて、日常にパンツをはくことは、現在では特にこれといって気にすることもない普通のことですし、それどころかレギンスのスタイルも定着していますが、この当時は私たちが想像する以上に抵抗のあったことのようです。
若者文化と共に新しい価値観の台頭 - 自由の次に力を手に入れた20世紀後半のファッション《連載:ファッションオタクのサーバエンジニアが見る女性とファッション・スタイルの文化史(4)》

イヴ・サンローランの代表作 「smoking」

当時の高級レストランでは、パンツを着用していることはドレスコード違反となり、入店を断られたりしたそう。イヴ・サンローランの長年のパートナーだったピエール・ベルジェの著書でも一緒にいた女性がパンツを履いていたことで断られ続けて、自分達がランチを食べる場所がどこにもなくなって…と述べているところがありました。当時のことをファッション美術館の学芸員の方に聞いたことがあるのですが、その方が大学生だったとき、大学の学長クラスの改まった講義を受けるときなど、パンツ(そのときはジーンズだったらしいので一概にいえませんが)ではいけないと指摘を受けたりしたそうです。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.