【 Interview -ファッション業界で働く- 】WHO'S WHO gallery バイヤー 西井のどか
何故そのアイテムがお店に必要かを考え、それをどういう風に編集するのかがバイヤーの仕事。バイヤーの先輩に言われたことなんですけど、「可愛いから買うっていうのは誰でもできるから、この商品があることで店頭にどういう効果が生まれるのか、何故店に必要なのか理由を考えなければいけない」と。
この商品は棚にこんな風に置こう、とイメージしながらピックします。ずっと店頭で売り場を組んでいたので、そこはイメージしやすいかな。専門ではデザイン、パターン、ソーイングなど服作りの基礎を学びましたが、実際にバイイングでは基本的な知識というより、販売の現場で培った知識や経験の方が活きています。うちのお客様はこの素材感が好きとか、このディティールは良いけどこっちはダメとか、世間ではこれが流行ってるけどうちならこうとか。店頭の経験がなかったら、バイイングは出来ないかな。若い時はすぐに役職に就きたいと思っていたけど、もし当時すぐにバイヤーになれたとしても、壁にぶつかっていたかもしれません。
— バイヤーと言っても、アイテムをセレクトするだけではなく商品の企画もするんですね。商品企画では何をやっているんですか?ブランドがそのシーズンに打ち出すコンセプトや、オリジナル商品の企画を考えています。