くらし情報『写ルンですが写さない低解像度の思い出の話《水曜のケセラセラ》』

写ルンですが写さない低解像度の思い出の話《水曜のケセラセラ》

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豊島からフェリーにのって直島へ。この旅でフェリーに乗ること9回。やっぱり外が気持ちよすぎて、日焼けも気にせず甲板で寝ていました。
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直島で出迎えてくれたのはあの有名なかぼちゃ。間近で見ると異物感と迫力がすごい。
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港のすぐ近くにある作品「直島パヴィリオン」はジャングルジムのように中に入れます。ここでお弁当でも食べようと思っていたら島民の小さな坊ちゃんと仲良くなって汗だくになって遊ぶことに。どうやらインスタントカメラに触れたのが初めてだったようで、とても気に入っていました。アートと世界中からやってくる個性的な人々に囲まれ、彼の感性はどう育つのでしょう。直前まで「二十四の瞳」を読んでいたからか、どうか無事に大きくなってほしい....と謎の母性が働いたのでした。
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銭湯でひとっぷろ浴びた後、旅の振り返りをしながら港から眺めた夕日。ほんの少しだけ太陽が島から顔を出していて、沈んでいく瞬間を箸を止めて観察。目を閉じれば今でも世界を包み込むようなオレンジ色が浮かんでくるようで、写ルンですが写さない脳裏の思い出を噛みしめなが、今日も都会で生きています。旅中のBGMはもっぱら木綿のハンカチーフ。
Text : Azu Satoh


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