くらし情報『「仁」が変えるパリの寿司。北海道からフランスへ、地産地消で挑む食文化の継承』

「仁」が変えるパリの寿司。北海道からフランスへ、地産地消で挑む食文化の継承

28歳の時に独立し、札幌で「TAKU円山」「田久鮓」など4店舗を展開するが、「人と違うことにチャレンジしたい」という気持ちから海外への挑戦を決める。1月に初めてパリを訪れてからたった10ヶ月後、フランスへ移住したのは2012年11月のことだった。フランス・パリに決めたのは一度も訪れたことがなかった未知の都市、世界一の食の都だから。そして現在、仁のオーナーである仁奈さんとの「出合い」が起点となった。フランス留学の経験があった仁奈さんは「大好きな日本の食文化で日本の誇りを正しく伝えたい」という思いを抱いていた。一念発起しパリの中心で日本食のお店を開こうと物件の契約を結んでいるときに、渡邉さんと「出合う」。日本の食文化を伝えたいという二人の思いがぴったりと合ったことで、パリ随一の寿司屋「仁」が誕生する。
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「寿司文化を広めるには食の都として名高いこの地から始めるのがストーリーとして面白いと思った。
何よりも伝統を大事にするこの国で日本のトラディショナルな食文化を武器に店を開く、高い壁だがこうした挑戦が日本の食文化を広めるためには必要なのでは」と渡邉さんはその時の決意をもう一度表現するかのように力強く語ってくれた。

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