くらし情報『作家・山内マリコさんインタビュー結婚するなら“彼氏”ではなく“親友”と思える相手がいい』

作家・山内マリコさんインタビュー結婚するなら“彼氏”ではなく“親友”と思える相手がいい

交際の段階では超フリーダムでしたが、同棲始めたあたりで友達に割ける時間が圧倒的に少なくなってきて、結婚した今は、夫の専属トレーナーみたいな状態です。

――結果にコミットしなきゃいけない、と。

山内:ホントそんな感じ(笑)。もちろん自分が望んでしたことなんだけど、結婚するとなんだかんだで女の人に課せられる役割が重くて大変ですね。ゴキブリが出たら殺してくれるし、いるだけでセコムのような安心感はあるけど、基本は私がお世話係みたいになってて。

家事分担の理想は5:5だけど、気が付くと8:2くらいになってるし。腹立たしいです。ごはんの好みもうるさいし、言わないと風呂に入らないし。
大きなゴールデンレトリバーが抱きついてきてるような、重い荷物を背負っている感じがしますね。

――大型犬と一緒(笑)。

山内:犬だと思えばギリ可愛いから許せるかなぁ?という感じで(笑)。まあ、夫が家事をがんばっている時期と、サボっている時期によって、私の心のバランスもだいぶ変わってくるんですけどね。あまりにも夫がなってない時期は、腹をくくって一人で生きていくと思えたらどんなに楽でどんなに自由だろう……って考えたりもします。

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