食べて、寝て、ぼーっとする。そんな“正しい”年末年始は耐えられない
誕生日は、いい。自分が主役の1日だから、きっと一緒に過ごしてくれる人がいるかもしれない。祝福の言葉をかけてくれる人だっているはず。でも、年末年始やクリスマスは、全員に平等に訪れる。そして、家族や恋人、親しい友人がいれば、結果的に誰かしらと過ごすことが良しとされている日になっている。その誰も持ち合わせていない私は、この何もない年末年始を何年も過ごさなければならないことに、当たり前の日常として処理できる日がくるのだろうか。いつの日か、そういう日々にも慣れてしまって、何も感じなくなる日が来るのだろうか。
ひとりでいるのは、自由で、気が楽で好きだ。
自分の性質にとても合った時間の過ごし方だと思っている。私はどんなことをすれば自分を幸せへと導くことができるのか知っているし、誰かと一緒にいることや人に頼ることに自分の気持ちを左右されたりしない。たぶん、間違っていない。
けれど、「本当にこのままでいいのかな?」と考えることがある。今は、“ひとりでいること”が自分に合っていて、楽しいと思えるから、いい。けど、突然寂しくなって、どうしようも取り返のつかないことになって、その時にひとりだったら、私はどうするんだろうと思うことがある。