一夜の関係が割り切れる人と「男女の友情」は成立すると思う人との差
だから、食い違う。
寂しくなる夜も、もちろんある。誰かが傍にいてくれたら、それだけで気が紛れて、落ち着いた気持ちでいられるのかもしれない。けれど、男の人に寂しさを埋めてもらおうなんて思わない。私にとっては意味のないことだって、ずっと思っていた。
けれど、目の前で何事もなかったように、仲の良さそうに笑っているAさんとBくんを見ていると、私が男の人から相手にされず、そして相手にされないことを気にしないのも、寂しさをただひたすら自分でなんとかしようとしていることも、不正解ではないけれど、少しだけ間違っている気がした。
男女間で何か間違いをしてしまったり、後悔するようなことが起こったとき、こんな風に普通に接して、普通に笑える日が、私には来ないのだろうと思う。こうして考えている時点で、私は幼いのかもしれないし、大きな社会の中でうまく生きていくことにも、あまり向いていないのかもしれない。
Text/あたそ
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15年一緒に過ごした、愛犬の死。溢れる悲しみによぎったのは、疎遠になっていく母親の存在でした。