リノベ済みのメリットを生かし280万円で理想の空間に【リライフプラス】
年末のローン残高に応じて、10年間一定額が所得税から控除されるという住宅ローン控除。
専有面積のちょっとした違いで控除を受けられなくなるのはもったいないので、選ぶ際に気をつけてください。
■ 予算の上限は300万円。やりたいことを明確にして優先順位を
駅からやや遠いぶん、物件価格が低く抑えられたので、余った予算でリノベーションを施すことにしたMさん。予算を「300万円」に設定しました。
Mさんはもともと家具や小物、食器など質のいいものを少しずつ集めるのが大好き。
「せっかくなら集めたインテリアが似合う空間にしたい!」と、無垢材の床や珪藻土の壁は最優先に。またキッチンにカウンターを設けたい、などと、やりたいことをギュッと絞ったのです。
その姿勢に賛同したのが設計を担当した空間社のデザイナー、宮本泰則さん。
「要望が明確だったので、予算の中でできることと削る部分を分けるだけでした」と話します。
リノベーション前
丁寧に選んだ家具が映える空間にするために、素材感を整えることを優先し、建具とキッチン扉の変更を提案。
例えば木の扉に替えたキッチンは、木目が主張しすぎないシナの板を2人でじっくり選びました。