建坪わずか7坪!北欧雑貨店兼自宅を実現できた理由って?【住まいの設計】
今回ご紹介するのは、都内で約10坪の狭小地に念願の店舗付き住居を実現した塚本佳子さんの住まい。
建坪わずか7坪とは思えない開放的な住まいの一角で、北欧の器と雑貨のショップを週末限定で開いています。
■ オープン棚を介してつながる店と暮らし
縦に長いプロポーションのファサードに呼応するように、大きな縦長の窓が開く建物。
中をのぞくと、素敵な器や雑貨がにぎやかに並んでいます。
オーナーの塚本佳子さんの本業は編集者兼ライターですが、北欧の器や雑貨、家具を集める長年の趣味が高じて、住まいの一角で週末限定のショップを開いています。
内部には通りに面して2層半を貫く大きな吹き抜けがあり、地面より少し下がった吹き抜けの底面が店舗スペースです。
面白いのが、この吹き抜けと奥のスペースを仕切る特大のオープン棚。
下段に並ぶ器は半地下のお店の商品ですが、上段に見える器は、1階奥のダイニングキッチンで塚本さんが普段使っているものなのだそう。
「北欧の器はヴィンテージものも扱っているので、自分が使っていた器を売ることもあるし、商品として仕入れたものを気に入ってしまい、自分で使うこともあります」