安心感と好きなインテリアを両立させた二世帯住宅【住まいの設計】
リビングは天井を黒く塗装し、アートやMさんが大切に使ってきたソファが引き立つ空間になっています。
写真奥のブルーの壁に見える場所は、実は季節外の服の専用クロゼットです。
ロフトへの階段はスケルトンとし、デザイン性と採光を重視しました。
ロフトは季節によっては暑くて居住には向かず、以前は納戸にしていたそうです。
寝室にするために窓やエアコンを設けるなどして居住性をアップしました。
ロフトならではの天井の低さ、こもり感が、寝室らしいくつろぎを演出しています。
トイレットペーパーのストック用に遊び心のある雲型ホルダーを選ぶなど、Mさんのセンスのよさは至るところに生かされています。
以前は3か所に分けて収納していたという洋服は、2階西側にあった子ども室を丸ごとウォークインクロゼットとすることで解決しました。
内部には可動式の棚を設え、部屋干し用のレールも設置するなど、使い勝手と収納量アップを実現しました。
■ 家族全員が安心して暮らせるようにハード面を整える
1階は既存のキッチンなどを生かしながら、母の生活に必要なものを効率よく配置し、将来の車椅子動線にも配慮しています。