マンションの管理組合って、絶対に入らなきゃダメなの?
家を購入する時は、売買契約書だけでなく登記関係、住宅ローン関連、保険など、様々な書類のやり取りがあってかなり頭がこんがらがる時期です。
それがマンションならばさらに書類が増えて、「マンション管理規約」「管理委託契約書」などが配られます。
ゆっくり目を通す時間暇も根気もなく、よくわからないままに印鑑を押した、という方もいるかもしれません。
もとくん / PIXTA(ピクスタ)
新築マンションに入居して間もなく、管理組合の理事をやらなければならなくなった人が
「私は管理組合になんて入った覚えはない。だから理事になるのは断る!」と、管理会社に電話をかけてくるケースもあるそうです。
管理組合に入った覚え……、みなさんにはありますか?
「○○マンション管理組合の一員になります」といった書類にサインをした経験は?
「ない」という人がほとんどだと思います。これはなぜなのでしょうか。
■ 「区分所有」した瞬間に、管理組合の構成員になる
チンク / PIXTA(ピクスタ)
「マンション法」ともいわれる区分所有法では、管理組合に関して以下のような記述があります。
第三条(※一部)区分所有者は、全員で、建物並びにその敷地及び附属施設の管理を行うための団体を構成し、この法律の定めるところにより、集会を開き、規約を定め、及び管理者を置くことができる。