丸い壁で緩やかに区切った小屋のようなキッチン/住まいの設計
天井高を抑え、壁をダークに塗った空間は明るいダイニングとは対照的で、「こもる雰囲気」が心地よいキッチンになっています。
キッチンの壁に開けた横長の窓のようなスリットは、リビングのソファに座ったときにちょうどキッチンに立つ人の顔が見える位置に。
「リビングへコーヒーを手渡したり、会話したり、子どもの様子をうかがったりと大活躍しているそう。明るいリビングからの明かり取りの役割もあります」(ニコ設計室)
「夜中にジャムを煮たり、黙々とサヤインゲンの筋取りをしたりするのが好き」という未季さん。
この空間であれば存分に”こもる”を楽しめそう!
■ ひとりでも。大勢でも。自由自在なキッチン
オリジナルのキッチンは、壁付けのI型でコンパクトに。
まるで映画のワンシーンのようなクールなこの“独立空間”は、素材のバリエーションが豊富。
例えば手前の作業テーブルの天板は、なんと夫の祖父母が長年使っていた思い出深いもの。塗装し直し、アイアンの脚部を組み合わせ、中央のタイルは鍋敷き代わりにもなってとっても便利なんだとか。
木の温もりあふれるオリジナルのキッチンにダークグレーの壁、そして味わい深いタイル。