2019年5月22日 11:50
丸い壁で緩やかに区切った小屋のようなキッチン/住まいの設計
住まいを外から見てみると、前面道路から見ると左が離れ、右が母屋。
母屋の道路側にピロティを設け、街と住まいを緩やかに区切っています。
玄関と離れをつなぐ渡り廊下は、ガレージから雨の日でも濡れずに移動ができます。
右はリビングからテラスに上る階段が。
なんだかアスレチックのようでワクワクしてしまいませんか?
■ バスルームに書斎、贅沢空間たち
住まいで最も日当たりのいいバスルームは、「入浴時間以外も豊かな空間にしたい」と、テラスと同じデッキの床でフラットにつなぎ、開放的なガラス張りで屋外の延長のように仕上げました。
「水遊びをしたりテラスへの動線にしたり、いろいろな過ごし方ができます」と未季さん。
まるで屋外(!?)なバスルームは外との境界を曖昧にすることで、広がりと開放感を生んだ気持ちのいい空間が完成しています。
キッチン上部の子ども部屋は、現在は書斎として活用中。書棚は壁の骨組みで本来隠れる部分ですが、施工中に見た夫妻が「このまま書棚にしたい」と希望したんだそう。
偶然にも文庫本がぴったり収まるサイズだったというから驚きです。
これだけの本がありながら圧迫感を感じないのは、おおらかなカーブの壁効果でしょうか。