物件価格150万円!? 格安別荘は屋根に要注意【なんでも大家日記@世田谷】
なんでも維持費や管理費を嫌った所有者が安くても手放そうと売りに出しているらしいのです。
150万円で買える別荘っていったいどんな物件なんだろう……。
気になった僕は友人といっしょに山梨までクルマをとばしたのでありました。
■ 150万円の物件グレードは10段階で「1」か「2」?
都心から高速に乗っておよそ2時間。
山梨と長野の県境に近いインターを降りると、そこは高原の別荘地でした。
うちの山小屋がある東京西部の山間部とはたたずまいからしてちがいます。
ゆったりとした道のわきにはいかにも別荘らしい建物がならび、白樺が上品な雰囲気を醸し出します。
Nissy / PIXTA(ピクスタ)
こんな別荘地に150万の物件があるのか……期待と不安が交錯します。
実は、ほかにも気になっていたことが。それは不動産業者のことです。
いくら値が下がってきているとはいえ、やはり別荘といえば1,000万円くらいは軽くするのが当たり前なイメージ。そんななか150万の物件を見に来るなんて、カネにならない客として邪険にされるのではないか。
しかし、待ち合わせ場所に現れた担当者は丁寧で柔和な印象の中年男性で、ひとまずホッとしました。