物件価格150万円!? 格安別荘は屋根に要注意【なんでも大家日記@世田谷】
かんたんな説明もそこそこに、早速、物件を見に行きます。
物件に向かう車中、「今回の物件は10段階(のグレード)でいえば、1か2です」と説明されました。
そりゃ、そうでしょう。
なんてったって築40年余りで150万円です。7とか8とか言われたら、こっちが警戒します。
sasaki106 / PIXTA(ピクスタ)
「ネットで見ると写真はいいんで、期待しすぎてしまう方もいるんです」
じゃあ、実物を見るとガッカリするんでしょうか。
「ドアを開けて中をのぞきこんだだけで『ここはいいや』というお客様もいらっしゃいますよ」
それはいくらなんでも失礼な話ですが、さて、どうなることか。
■ 150万円の別荘は予想以上にいいコンディション?
が!実物を見てビックリ。
ごらんのとおり、とても150万には見えません。
屋根は急な角度の片流れ屋根で、パッと見、ぜんぜん古さを感じさせません。
外壁も渋いブラウンのせいか、汚れも目立ちません。
ベッタリなペンキ塗りじゃなく、木目が残っている外装もいい感じ。友人ともついテンションが上がります。
「いいよ!全然いい!」
ドアを開けると、漂ってきたのは、ほんのりカビくさい臭い。