賃貸、売買に関わらず物件探しをしているときに不動産業者さんから渡される物件概要(価格、所在地、交通、面積、法令上の制限等)が記載された資料は、不動産用語で「マイソク」と呼ばれています。
このマイソクという呼称は、不動産物件情報のプラットフォームとして、その先駆者となった広告会社の名前がその由来となっています。
実はこのマイソク、そもそも不動産業者間の情報交換ツールであり、一般消費者に公開する広告ではありません。
一般消費者に公開される不動産の広告に表示される項目内容や表現には、とても厳しい制限やルールが課せられているのですが、マイソクは不動産業者間の情報交換ツールのため、その広告ルールが適用されません。
そのため、マイソクには広告との差や、注意しなければならない点がありますので、そのチェックするポイントを解説します。
■ 和室の畳(帖)数表記に注意!
Happiness* / PIXTA(ピクスタ)
和室の広さを表す単位が平米数で表記されていればその広さはほぼ正確です。
しかしその広さが「4.5帖」とか「6帖」のように、畳数で表記されている場合は注意が必要です。
実は、和室に畳を敷く場合、業者はその部屋の形や施主の注文に合わせて畳を加工して敷き詰める場合が多いのです。