日本人が大好きな「南向き物件」は本当に明るくて暖かい?
明るくて暖かい西向きですが、デメリットといえばやはり夏の西日です。
レースのカーテンで随分と変わってきますが、暑さが厳しい6月下旬から9月上旬までの3か月は基本的に我慢するしかありません。しかし、西向きにはデメリットを補って余りあるメリットがあります。
東京や神奈川の場合は西側に富士山があるため、冬になって空気が澄んでくると場所によっては素晴らしい眺望を楽しむことができます。
時にはこんな光景が見えることもあります。
「〇〇ビュー」として強みになるのは東京タワーと海と富士山ですが、首都圏で富士山ビューを楽しむことができるのは西向きだけです。
■ 南向きにこだわらなければ選択肢は随分と広がる
ABC / PIXTA(ピクスタ)
南向きが必ずしも最高であるといえないことについてご理解いただけたのではないかと思います。
東向きや西向きには南向きにないメリットがあり、価格の点では確実に安く手に入れることができます。
マンションの営業をしている際に「私は南向き以外考えていません」という人にずいぶんと出会いましたが、南向きにこだわらなければ住まいの選択肢は随分と広がるのです。
【参考】
※新築マンション価格設定の法則~過去10年間を対象に階数と方位から算出~