道を広げたいので家を壊してくれ?田舎暮らしでの驚きのトラブル【なんでも大家日記@世田谷】
僕は東京・世田谷で大家業を営むかたわら、祖父が東京のはずれの山奥に建てた小屋の管理もしています。
以前、山小屋暮らしは自然生物との戦いだと書きましたが、実はもっとも怖い生き物が「人間」なんじゃないかと思うことがあります。
今回は、僕が山小屋で数年間暮らしていたときに体験したトラブルの数々をご紹介したいと思います。
■ 「きみはこの共同体になにができるんだ」と問い詰められ…
Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)
フィクションの世界では、田舎は素朴で優しい人間たちが助け合って暮らすパラダイスのように描かれることが多いですが、それはいささか美化された話。
なかには、面倒くさいご老人もいらっしゃいます。
僕の場合、まったくゼロから移住したわけではなく、祖父が所有する山小屋で暮らし始めたこともあって、「よそもの」扱いされたり、「新参者に対する嫌がらせ」を経験することは幸いにしてありませんでした。
それでも、引っ越ししてすぐ、とても驚く出来事がありました。
HiroS_photo / PIXTA(ピクスタ)
お向かいに住む知人に誘われて地元の人たちの集まりに呼ばれた際、そのうちのひとりの老人に「きみはこの共同体になにができるんだ」