狭小住宅でも快適に住める!「ちっちゃな家の空間3原則」って?no.1
事例3
こちらは「透ける素材」を使っての収納や棚です。
もし棚板が透明ではなく、透けない色柄の付いた板だったとしたら……主張が大きく違ってきますよね。
空間を少しでも広く見せたいなら、重さや厚みを感じさせない透ける素材は非常に効果的なのです。
■ 「透ける素材」のデメリットも把握し、自分に合った取り入れ方を!
ここまでは、「透ける素材」の魅力と効果を力説してきましたが、気をつけるべきポイントも、ご紹介しなければなりません。
取り入れるにあたっては、プライバシー性、断熱性や遮音性、強度等が、適切で納得のいくものなのか?
波板を棚板にしたら、ご覧の通りたわんでしまいました。 今は波板を二重にして強度を出しています
せっかく取り入れたのに、なんだか落ち着かない、暑い寒い、使用に不便を感じてしまっては、残念ですよね。
そして、日本の障子や、すだれ・よしず、ブラインドや薄手のカーテンが持つ「視線や光を柔らかく遮り・風を通す」という性質も、手軽に使える「透ける」素材として、見直したいところです。
ぜひ、皆さんも参考にしてくださいね。次回は「抜ける」についてご紹介します。