介護はひとりではムリ!親の介護を兄弟が当番制でやるメリット4つ
親の介護は長男の嫁がやるもの、という考えの方がまだまだ多いようですが、中には兄弟全員で分担し、親を介護しているケースもあります。
ちょっと変わっているけど、兄弟全員で介護したことによる思わぬメリットも生まれた一つの事例をご紹介しましょう。
■ 母を日替わりで介護する「当番制」の提案
とある主婦Nさんは、実母の介護を兄嫁だけに頼っていたところ、あまりの負担に耐えかね、とうとう兄嫁は実家に帰ってしまいました。
仕事が忙しい兄はほとんど介護ができず、Nさんに相談しました。
Nさんには兄のほかに三人の姉妹がいます。そこでNさんは、きょうだい全員にある提案をしました。
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それは、みんなが当番で母を看るというものでした。しかも自給500円のアルバイト料を払うとのこと。
その費用は母の蓄えから支払われるという驚きの提案でした。
■ 大反対した三人の姉妹を兄が説得
ところがこれに怒ったのが三人の姉妹でした。
「実の母を介護するのに金を取るなんて酷い、親不孝もいいところ」「子が親を看るのは当たり前、お金なんていらない」など。
それを救ったのは兄でした。