くらし情報『人口が減っているのになぜ住宅がつくり続けられるのか?』

人口が減っているのになぜ住宅がつくり続けられるのか?

人口減少が社会問題となっている日本で、「なぜこんなにたくさんの住宅をつくり続けているの?」って思ったことはありませんか?

今回は、人口が減っていく日本で「住宅がつくり続けられる理由」について解説したいと思います。

■ 日本の住宅って、どの位つくられているの?
人口が減っているのになぜ住宅がつくり続けられるのか?

HAKU / PIXTA(ピクスタ)

総務省統計局によると日本の人口は2005年の1億2,808万人をピークに減り始めているにもかかわらず、今なお一戸建てやマンションの新築住宅の戸数はあまり減っているようにみえません。

実際に、2017年の新設住宅着工戸数は964,641戸で、前年比では0.3%減となったものの、着工戸数が減少に転じたのは3年ぶりです。


では、なぜ人口が減少に転じているのに、新築住宅着工戸数は減っていかないのでしょうか?

■ 新築住宅着工が減らない理由とは?
1. 都市の人口が増えているから
通勤ラッシュ駅

ABC / PIXTA(ピクスタ)

日本全体では人口減少が始まっていますが、実は首都圏を筆頭とした大都市圏では人口が減っていません。

それどころか、ほとんどの大都市では人口が増加しているのです。

まず、東京都の人口を見てみましょう。

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