8割の人が記憶力向上!認知症予防運動プログラム「コグニサイズ」とは?
認知症予防において、生活習慣の改善がとても大切であることは知られています。
特に、食事、運動、睡眠は大きなポイントであり、多くの実験や成果が報告されています。
今回は体と脳を一緒に動かす、認知症予防運動プログラム「コグニサイズ」をご紹介してみたいと思います。
■ 運動と頭を使う「コグニサイズ」とは?
歳をとってくると、筋力低下や心肺機能の低下、関節の動きの低下などが起こります。
運動によってこうした身体機能をある程度向上することができますが、運動にはもうひとつの効果として脳の活性化があります。
プラナ / PIXTA(ピクスタ)
認知症を対象としたデイサービスなどでは積極的に運動を取り入れ、身体と脳の活性を促そうという試みが日常的に見られます。
こうした運動に熱心な施設で、最近よく取り入れているのが、運動+脳トレーニングを行う「コグニサイズ」という方法です。
二つのことを同時に実施するほうが、脳への刺激がより強められ、活性化につながるという発想です。
cognicise(コグニサイズ)とは、英語のcognition (認知) とexercise (運動) を組み合わせた造語です。