羽毛ふとんってどう選べばいい?キャリア25年のプロに聞きました
による検査データに基づいています。
これによって、充填する羽毛の種類、羽毛とスモールフェザーの配合率(ダウン率)、充填量、ダウンパワー(嵩高)、キルトのマチ高などを設計して、一枚の羽毛ふとんを作るノウハウといえます。
このノウハウで作られた羽毛ふとんを使うことをオススメします。
写真はC.I.L.で行われている羽毛の断熱性能のテストの一部です。
■ 産出地より、羽毛自体の性能が肝心
言い換えれば、羽毛の色、ホワイトまたはグレー(シルバー)はまったく羽毛ふとんの性能の良し悪しには影響を受けません。
また、羽毛の産出国として、ポーランドやハンガリー、フランスや中国などがありますが、産出国も関係ありません。
羽毛はどこで産出されたのかが問題ではなく、その羽毛自体がどのような性能を持っているのかの検査結果が問題なのです。
羽毛そのもののダウンボールの大きさは確かに影響がありますが、わずか1グラムの羽毛に2000粒を超えるダウンボールが存在しているわけですから、多少のダウンボールの大小の差は、設計段階で調整することが可能です。
また、マザーグースの羽毛とよくいわれますが、マザーグース自体はそれほどたくさんの数が存在しているわけではありませんから、これだけを選りすぐるという考え方は、ある意味、自然界に対して、少し傲慢すぎるという見方もできます。