羽毛ふとんってどう選べばいい?キャリア25年のプロに聞きました
寝床内温度が33℃プラスマイナス1℃、寝床内湿度が50%プラスマイナス5%とされています。
裸の状態で寒くも暑くもない温度は約29℃といわれています。
睡眠中は代謝機能が低下、体温も下がりますので、おふとんの中での快適温度はそれより3℃から5℃高めが理想的とされています。
そこで、この快適寝床内温度と湿度が保てるように、羽毛ふとんがきちん設計されていることが重要といえます。
■ 羽毛の持つ「断熱性能」を設計することが大切
快適なおふとん内の寝床温度と湿度を保つには、睡眠中に受ける寝室の室温の影響を考慮しないといけません。
言い換えれば、暖かいお部屋で眠るのと、冷え込んでいるお部屋で眠るのとでは、快適な寝床温度と湿度を保つための、羽毛自身の性能のバランスを調整する必要があります。つまり、おふとんの外からの影響を受けにくくするために、羽毛の持つ「断熱性能」を設計することになります。
異なる室温の寝室環境に対して、羽毛ふとんの設計を行うノウハウはコンフォートインデックスと呼ばれています。
これは原料羽毛の段階から、膨大な実験と測定を行って集積したデータを分析して、羽毛の性能を数値化することに成功した公的専門機関(C.I.L.快適睡眠環境研究所)