写真家・小林キユウの森をめぐる冒険【あぁ、まさかの倒木!】
山はそれなりに知っているつもりだった。
それなら倒木の危険性も早く実感しとけよ、という話なのだが、山村の集落には観賞用の庭木がある程度で、倒木なんて見たこともなかった。
そういえば、昔、父親が2階の屋根を越える高さの庭木は縁起がよくない、と言っていたことを思い出す。
周辺の家も確かに2階の屋根を越える木はなかった。
もしかしたら、それは田舎の生活の知恵だったのかもしれない。
happyphoto / PIXTA(ピクスタ)
山登りにしても、山深いルートほどそこに家屋はないし、人工物がないから倒木を見ても自然の美しき営みとしてしか見ていなかった。
それが自分のキャンピングトレーラーを森の中に置いてみると、あれもこれも倒れてくるんじゃないかと急に不安になってくる。
そういえば昨年初夏に隣地の木が一本が倒れてきたことを思い出した。
管理事務所に連絡すると、すぐに隣地所有者に連絡してくれて処理してくれたが(こういうところは別荘地の利点だ)。
■ キャンピングトレーラーギリギリの位置で倒木!
さてさて、秋の大型台風が去ってからしばらくして、時間が出来たので、横浜から清里に向かった。