写真家・小林キユウの森をめぐる冒険【あぁ、まさかの倒木!】
近づくにつれ、倒木でペシャンコになっていたら、どうしよう、と若干不安になってくる。
森の車道の最後の角を曲がって自分の土地が見えた時は正直ほっとした。なんとか無事だった。
しかし、しかし、やっぱり敷地内で倒木が発生していた。
しかもキャンピングトレーラーギリギリの距離で倒れていた。
根元から倒れ、電線にひっかり止まった倒木。
不幸中の幸いと言えるか分からないが、電線に倒れ掛かった木は東京電力が無償で処理してくれたこと。勉強になりました。
あと、倒れる方向が1.5mズレていたら、やばかった。
高さ20mほどの広葉樹。しかも、元気のある木だと思っていたのでノーマークだった。
しかし、倒れた根元部分を見てみると、内部の1/3ほどがスポンジ状になって菌に侵されていた。
そして、木は近くを走る電線にもたれかかって止まっていた。手で押してみたが、ビクともしない。
これも管理事務所に連絡だ。トホホ。
■ 木々に囲まれているから、森。という当たり前の事実
JACK SWING / PIXTA(ピクスタ)
「もう少しで危なかったですね」。
背後でそんな声がして振り向くと、犬を連れた初老の男性がいた。