「地鎮祭」はやるべき! 身内や近所のためにもなるメリットとは?
建物を建てる際に、工事の安全と完成の無事をお祈りする「地鎮祭」。
地鎮祭の目的は、その土地の神様に工事の安全や建つ家の繁栄を祈ることですが、現在の住まいと新居との距離が遠く実施が困難な場合や、金銭面の負担を軽減したい場合には、施工会社や神職に相談して簡略化して行うこともできます。
地鎮祭を実施するか否はあくまで施主の判断で決めることができます。
本記事では、筆者が前職で勤務していた住宅不動産会社住宅部門でお施主様にお伝えしていた、地鎮祭の準備から実施、その後の流れまでご紹介します。
地鎮祭の実施に迷われている方は、ぜひ参考にして、実施するか否か検討してみてくださいね。
■ 地鎮祭はどのように行われるの?
YNS / PIXTA(ピクスタ)
地鎮祭に出席するのは、施主、神職、施工会社、工事関係者といった、家の建設に関わるすべての人です。
会場には、土地の四隅に青竹を立て、その間をしめ縄で囲って祭場として行います。
まず、開式の辞の後、土地の神様に捧げ物をし(献饌)、お祓いや祝詞をあげた後(祝詞奏上)、施主、施工会社が初めて鋤や鋤を入れ(地鎮の儀)、家族も含む参列者が玉串を神前に供え、工事の無事を祈ります。