くらし情報『一級建築士に聞く!子ども部屋は結局いる、いらない?』

一級建築士に聞く!子ども部屋は結局いる、いらない?

小学生くらいまでの時期は、できるだけ家族に開いた大らかな空間をつくっておくことも大切にしたいと私は考えます。

■ 子どもが個室をもつということ
受験勉強

プラナ / PIXTA(ピクスタ)

子どもに個室が必要かどうか。これはまず自分が子どもだった頃を思い出し、考えてみることも大切です。

ちなみに私の子どもの頃のお話しをさせていただきますと、小学校高学年くらいからは、兄弟で使っていた大きな子ども部屋を置き家具で2つに仕切って使っていました。

しかし、高校受験を控えるにあたって、どうしても勉強に集中したくなりました。

そこで私は、あまり使っていない多目的室があったので、そこを弟の部屋にし、2つに分けていた部屋を私の部屋にしたいと親と弟に提案しました。
合格

YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)

これにより、かなり集中できる環境をつくることができ、無事高校受験をパスすることができました。

それから高校に入学し、部屋もそのままに元の生活を送ると、余剰空間に何かものを置きたい、と考え始めました。

余計なものが部屋に増え始め、勉強もなかなか手につかなくなってしまいました。

部屋が広すぎると、このようなことが生じるという失敗例です。

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